こんにちは、せのあです!
自身の転職・退職経験と公的な情報をもとに、仕事や職場の悩みについて解説しています。
会社での人間関係で困っているけど「本当に人間関係が嫌で仕事をやめてもいいのか」と悩んでいる方も少なくありません。
- 「人間関係くらいで仕事を辞めるのは甘えなのかな?」
- 「次の仕事を見つけられる自信もないし…」
など不安を抱えている人も多くいます。
この記事では、人間関係が理由で仕事を辞めたいときに、本当に辞めるべきなのか、辞める以外に方法はあるのか、転職するならいつがいいのかを整理していきます。
人間関係が原因で仕事を辞めるのは良くない?

結論からいうと、人間関係を理由に仕事を辞めること自体は悪いことではありません。
「人間関係くらいで辞めるのは良くないのかも」と考えてしまうかもしれませんが、
職場で働く時間は決して短くないため、人間関係で転職を考える人は少なくありません。
dodaの2026年版「転職理由ランキング」によると、
2024年7月~2025年6月に転職した人の20.2%が「人間関係が悪い/うまくいかない」ことを転職理由として挙げています。
つまり、転職した人の約5人に1人が、
人間関係に関する問題を転職理由の一つとして挙げていることになります。
仕事内容や給料に問題がなくても、毎日のように人間関係でストレスを感じていれば、
実際に仕事を続けること自体が大きな負担になることもあります。
ただし、「人間関係が嫌だから、今すぐ辞める」ことをおすすめしているわけではありません。
大切なのは、
「辞める以外で解決することはできないのか」
「辞めることで本当に解決するのか」
を一度整理することです。
人間関係が原因だと思っていても、実際には仕事内容や会社の環境、
働き方など、別の問題が重なっていることもあります。
人間関係で仕事を辞めたいと感じるのはなぜ?

「人間関係が嫌」とはいっても、その中身は人によって違います。
上司と合わない
- 指示が頻繁に変わる
- 高圧的な態度を取られる
- ミスを必要以上に責められる
- 話しかけにくい
- 評価に納得できない
毎日のように関わる上司との関係が悪いと、仕事そのものが嫌になってしまうことがあります。
同僚や部下との関係がうまくいかない
仕事をする以上、周囲の人との協力は避けにくいものです。
そのため、
- 性格が合わない
- 陰口を聞いてしまった
- 仕事を押し付けられる
- 考え方が合わない
- 常に気を遣ってしまう
といった状態が続くと、精神的な負担になりやすくなります。
職場の雰囲気そのものが合わない
特定の誰かが嫌いというわけではなく、
「職場で働く人達のタイプが自分とはかけ離れている」
というケースもあります。
例えば、常に競争させられる職場、上下関係が厳しい職場、
コミュニケーションが多すぎる職場など、人によって合う環境は違います。
人間関係だけでなく仕事そのものにも不満がある
「人間関係が嫌だから辞めたい」と思っていても、実は、
- 仕事内容が合っていない
- 給料に不満がある
- 労働時間が長い
- 評価されない
- 将来性を感じない
など、複数の不満が重なっている場合があります。
今の仕事内容についてだけ考えれば、不満はなく、ずっと続けていたいのだけれど、
特定の人が苦手で仕事が億劫になっている場合は人間関係が仕事を辞めたい原因だといえます。
しかし、仕事内容がそもそも自分に合っていなくて、
余計に人の嫌な部分が気になってしまうということもありえます。
次の転職を考える上でも、
何が原因で今の仕事を辞めたいと感じているのかを一度整理してみましょう。
今の悩みは「仕事を辞めないと解決できない」?

転職活動を始める前に一度「仕事を辞めないと解決できない悩み」なのか考えてみましょう。
今の仕事が気に入っていたり、他の人達とはうまくやれているという場合、
特定の人間関係だけを理由に転職する前に、ほかの解決方法がないか一度考えてみてください。
もしかしたら、今の仕事を無理に変えずに現状を改善する方法が残っているかもしれません。
特定の人との関係が問題なら、環境を変える方法もある
もし問題が特定の上司や同僚との関係だけなら、
部署異動などによって状況が変わる可能性があります。
仕事内容や、収入面で不満はないのだけれど、環境が自分には合わない場合には、
相談しやすい上司や、人事、同僚などがいれば相談をしてみて、
物理的に距離を取ってみるという手段もあります。
職場全体の環境が合わないなら転職も選択肢
一方で、
- 会社全体の雰囲気が合わない
- 人間関係を変える手段が会社にない
- 相談しても改善されない
- 会社の体質そのものに問題がある
という場合は、今の仕事が気に入っていても会社そのものを変えることも選択肢になります。
仕事から一度離れるという選択肢もある
人間関係によるストレスが強く、すぐに判断することが難しい場合は、
休職などによって一度仕事から離れる方法もあります。
厚生労働省の「こころの耳」でも、仕事を辞めたいと感じるときには理由を整理し、
心身の不調が続いている場合には「辞める」だけでなく「休む」という選択肢も示されています。
仕事を辞める前に試してみたいこと

すぐに退職を決める前に、できることをいくつか試してみるのも一つです。
信頼できる人に相談する
一人で悩み続けていると、「もう仕事を辞めたい」「会社に行きたくない」と頭がいっぱいになってしまうこともあると思います。
家族や友人など、信頼できる人に話してみるだけでも、
自分の状況を客観的に見やすくなります。
ハローワークや転職エージェントなど、社外のキャリア支援サービスを活用してみて、
今後のキャリアについて考えたり、転職も含めてどのような選択肢があるのかを相談してみる方法もあります。
苦手な人と無理に仲良くしようとしない
無理に職場の全員と仲良くする必要はありません。
仕事に必要なコミュニケーションが取れているのであれば、
飲み会などプライベートに関わるものは必ず参加しなければいけないことはありません。
「嫌われないようにしなければ」と考えすぎず、
仕事とプライベートの両立を目指して、自分の気持ちを優先しましょう。
会社の相談窓口を利用する
人間関係の問題が自分だけでは解決できない場合は、
上司や人事、社内の相談窓口などに相談する方法もあります。
特に、嫌がらせやハラスメントなど、
自分だけで対処することが難しい問題については、抱え込まないことが大切です。
「半年後もこの状態ならどうするか」を考える
今すぐ辞めるかどうか判断できない場合は、
『半年後には今の状況を少しでも改善できるだろうか』と考えてみてください。
近いうちに異動する可能性があるなど、
状況を変えられる目処が立ちそうなら今の職場でもう少し頑張ってみるのもいいと思います。
一方で、何も変わる予定がなく、
半年後も同じ環境で働いている自分を想像して「それは嫌だ」と感じるなら、
環境を変える準備を始めるきっかけになるかもしれません。
こんな状態なら無理して仕事を続けなくてもいい

今の職場の影響で心身に影響が出ている場合は、
無理して仕事を続けるのではなく、休むことや環境を変えることも検討しましょう。
会社に行くこと自体がつらい
仕事の日になると強い憂鬱を感じたり、会社に行くことそのものが大きな負担になっているなら、
今の働き方について一度考え直してみてもいいでしょう。
極度に億劫に感じることが毎日のようにあるなら早めに現状を変えることを考えましょう。
休日も仕事の人間関係のことを考えてしまう
仕事が終わっても頭から離れず、休日まで職場の人間関係について悩み続けている場合、
仕事が生活全体に影響している可能性があります。
このような状態になってしまうと、リフレッシュできるはずの休日でもストレスや疲労が溜まり、
より私生活に影響が出てしまいます。
常に人の顔色を気にしている
「怒らせないようにしよう」
「嫌われないようにしよう」
と常に周囲の反応を気にしていると、仕事をするだけでも疲れてしまいます。
円滑なコミュニケーションは大切ですが、
周りに気を使いすぎてしまうタイプの人は要注意です。
相談しても状況が改善しない
自分で対処したり、周囲に相談したりしても状況が変わらないのであれば、
今の環境だけで解決することが難しい場合もあります。
職場関係以外の人にも相談してみましょう。
心身に不調が出ている
眠れない、食欲がないなど、心や身体に変化が出ている場合は、
無理を続けることよりも自分の健康を優先してください。
必要であれば医療機関や相談窓口などに相談することも検討しましょう。
仕事を辞めるなら、次の仕事を見つけてからのほうがいい?

人によって求める条件が変わりますが、在職中に転職活動をする時間や余裕があるのであれば、
次の仕事を決めてから退職する方法が基本的にはおすすめです。
ただし、心身への負担が大きく、仕事を続けながらの転職活動が難しい場合は、
無理に在職し続ける必要はありません。
在職中に転職活動をする場合
現在の仕事を続けながら転職活動をする場合以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。
- 収入を維持したまま転職活動ができる
- 経歴に空白期間ができない
- 現職と比較して検討できる
- ゆとりを持って活動できる
- 時間に余裕がない
- 面接などのための日程調整が難しい
- 職場の人達に気づかれないように注意する必要がある
- 疲労とストレスを感じやすい
最大のメリットとしては、収入を維持したまま転職活動ができるので、
心に余裕を持ったまま次の仕事を探すことができます。
他にも経歴に空白期間ができないので、採用担当者が前職を辞める理由に関心が向きにくく、
ネガティブな理由を想像させにくくなります。
しかし、一番のデメリットとしては毎日働いて疲れている中で、
時間を作って転職活動をしなければならないことです。
自分の希望に合う仕事を見つけるためには多くの時間を掛ける必要があります。
面接に関しても募集元の営業時間内に行う場合が多いため、
面接日程の調整が難しい可能性があります。
退職してから転職活動をする場合
仕事を辞めてから、転職活動をする場合には以下のようなメリット・デメリットがあります。
- 企業の情報収集をしっかり行う時間がとれる
- 転職活動を最優先できるため、複数面接にも対応しやすい
- 自己分析に集中できる
- 内定後の入社日調整が柔軟に対応できる
- 最低3ヶ月程度の生活費の準備が必要
- 次の仕事が決まらないと収入の面で余裕がなく焦りやすい
- 空白期間が長くなると選考で不利になる場合がある
- 時間に縛られなくなり生活リズムが崩れやすい
退職してからの転職活動は、時間を最優先で転職活動に当てられるため、
働きたい業界や職種についての情報収集の時間を取りやすくなります。
自己分析や情報収集に時間を使い、焦らず転職先を探せることがメリットです。
ですが、希望の条件の仕事でなかなか内定が出ない場合、
生活費での不安からとりあえず入れる会社を選んでしまう危険性もあります。
気持ちに余裕を持って転職活動を行うためにも、生活費は余裕を持って用意しておきましょう。
まとめ:人間関係がつらいなら、今の職場に居続ける必要はない

人間関係が原因で仕事を辞めたいと思うことは、決して珍しいことではありません。
まずは、
- 何がつらいのか
- 本当に人間関係だけが原因なのか
- 今の会社で環境を変えられないか
- 仕事を辞めることで問題が解決するのか
- 次の仕事では何を変えたいのか
を整理してみましょう。
そのうえで、今の職場で改善することが難しいのであれば、
転職して環境を変えることも一つの選択肢です。
逆に、人間関係が嫌だからとすぐに仕事をやめる前に、
なにか対策を取ることができないかも考えておきましょう。
大切なのは、生活事情や自分のやりたい仕事を踏まえて、自分に合った解決策を考えることです。
コメント